ランニングマシンで酔う人必見!ルームランナーで酔わない方法3選!

ランニングマシンは酔う?

ランニングマシンやルームランナーで運動した後、車酔いのような症状が出る方が実は結構いらっしゃいます。
具体的にはめまい、ふらつきを感じて、気持ち悪くなってしまうのです。
こういった症状の原因は、「三半規管の混乱」といわれています。

 

実際にランニングマシンで酔った経験のある人は、「走った後マシンから降りたら目が回って足元がふらついた」、「降りた後も地面が動いているように感じた」、「降りて普通に歩き始めた途端目が回りだした」と言います。
共通しているのはランニングマシンで運動しているときには異常を感じていないのに、マシンから降りた途端に体の異変を感じること。

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めまいなど不快な症状が出ると、「このままランニングマシンを継続して使って良いの?」と不安になってしまうと思います。
普段は大丈夫なのに、たまに酔ってしまうという方もいます。なぜそんな症状が出てしまうのでしょうか。

 

ランニングマシンで酔うのはなぜ?

ランニングマシンでめまいがするのは、「三半規管の混乱」とご説明しましたが、なぜそんなことが起こるのでしょうか。
普段私たちが外を歩いたり、走ったりするとき、自分が動くのに合わせて見ている景色も変わりますよね。
ところが、ランニングマシンで運動しているときは、自分は動いているにも関わらず周りの景色は変化しません。
しばらくこの状態が続くと、徐々に三半規管が景色が変わらないことに慣れてきます。
そっちに慣れた状態でマシンから急に降りると、三半規管が混乱してしまいます。自分が動いているのに景色が変わらないことに慣れたはずなのに、今度は体が動くのと同時に景色も変わるようになるからです。
その結果として目が回ったように感じたり、止まっているのに地面が動いたように感じたりするのです。
ランニングマシンで酔ってしまうのは、平衡感覚をつかさどっている三半規管がこのように混乱することで起こります。
これを専門用語で「視覚性めまい」ともいいます。

 

ランニングマシンで酔いやすい人とは

ランニングマシンで酔いやすい人にはいくつかの特徴が挙げられます。ご自信に当てはまらないかチェックしてみてください。

 

自律神経のバランスが乱れ気味な人

自律神経とは、交感神経と副交感神経からなります。運動など活動しているときは交感神経が、睡眠など休んでいるときは副交感神経が活発に働くことで、私たちが快適に生活できるようがんばってくれています。
しかし慢性的な寝不足や、過度なストレスといったことがあると、自律神経のバランスが乱れてきます。
自律神経は平衡感覚や三半規管に大きな影響を与えるので、このバランスが乱れがちな方は三半規管も弱くランニングマシンで酔いやすいといえます。

 

ミネラルや鉄分が不足している人

めまいの原因のうち、大きな一つが貧血だといわれています。
日々の食生活でミネラルや鉄分が不足していると、慢性的な貧血になり、めまいやふらつきといった症状が出やすくなってしまいます。
貧血気味の方がランニングマシンで運動してさらに酸欠&貧血状態になると、三半規管が正常に働かなくなって「めまい」「吐き気」といった症状が出てしまいます。

 

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虚弱体質などで血流が悪い人

血流が悪い方もめまいを起こしやすいです。
めまいや耳鳴りや立ちくらみに悩まされている方は、虚弱体質などが原因で血流が悪く、脳に十分な酸素が運ばれていない可能性もあります。
脳が慢性的に酸欠状態だと、三半規管に悪影響を及ぼします。

 

これら三つのうち一つでも心当たりがある方は、要注意です。二つ以上当てはまったらランニングマシンで酔いやすい人と言えるでしょう。

 

ランニングマシンで酔わない方法

自宅ならランニングマシンで酔ったとしても、すぐに横になったり座ったりと安静にできますが、ジムだとそうはいきません。
「ランニングマシンに乗ると気持ち悪くなる」と思うと、走るモチベーションも保てませんよね。
ランニングマシンに乗っても酔いにくい方法を、是非覚えておきましょう。

 

スピードを落としてから降りる

酔いにくくする方法の一つは、ランニングマシンを降りる前にコツがあります。
それはマシンの速度を徐々に落としていき、三半規管のズレを身体に慣れさせることです。
ランニングマシンから降りると決まって気持ち悪くなってしまう方は、しっかりウォーキングの速度まで落としてから降りるようにしましょう。

 

具体的にはランニングマシンの設定を時速8キロにしていたとします。
運動を終えようと思っても、すぐに運動中止して降りるのではなく、徐々に速度を下げていきましょう。
まずは半分の時速4キロまで速度を下げ、体が慣れてきたら3キロ、2キロと徐々に速度を下げていきます。
最終的には歩くスピードまで時速を下げてから、少なくとも3分以上運動を続け、体がその状態に慣れてからランニングマシンから降りるようにしてください。
このように徐々にスピードを下げていけば、三半規管の混乱を防ぐことができます。

 

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テレビを観ながら走る

自分が走っているのに周りの景色が変わらないことが、三半規管の混乱を引き起こすと説明しました。
そのため周りの景色を意識しないよう、テレビを観ながら走ると酔わない方もいます。
映像に集中して景色を忘れる効果、テレビ自体の映像が動いているので三半規管が混乱しない効果、両方が期待できます。
テレビがなければ、スマホの動画でも構いません。
好きな番組、ドラマ、映画を観ていれば、時間を忘れ走れてしまう効果もあります。

 

傾斜を付けて走る

三半規管の混乱とともに、身体が上下にふられることで船酔いのようにめまいや吐き気が起きることもあります。
それが原因の場合、走っている最中でも、ウォーキング程度のスピードでも気持ち悪くなってしまいます。
その場合は、物理的に傾斜を付けることで、上下運動を強制的に抑える方法が有効です。
目安として、まずは傾斜3%程度で走って様子をみてください。この程度の傾斜であれば、負荷もそこまで上がりません。
併せて、着地をソフトにして体が上下に振られないようなランニングフォームを心掛けると症状が緩和されるはずです。

 

生活習慣を見直す

上記3つの方法を試しても酔ってしまう場合は、日ごろの生活習慣を見直して自律神経を整えることを意識しましょう。
自律神経が乱れていると、ちょっとした刺激でも体に不調があらわれるようになります。
ストレスのない生活を心がける、規則正しい生活を送る、睡眠時間を十分にとる、バランスのとれた食生活を心がけるなど普段の生活の中で乱れている部分を正していくようにしましょう。
しかし、いきなり生活習慣を見直すのは意外と難しいものです。
アロマを焚く、半身浴をする、ヒーリングミュージックを聴く、メグリズムで目を温める、など日常でちょっとした癒しを取り入れるところから始めてみてください。
ただストレス解消に要注意なのはコーヒーとアルコールです。
カフェインもアルコールも覚醒&麻痺効果があり、半強制的に自律神経の交感神経を刺激する成分です。適量なら良いですが、過剰に摂取すると自力で自律神経のバランスを取る力が弱まってしまうこともありえます。自律神経のバランスが良くないときは控えた方が無難です。

 

まとめ

運動は心身ともに健康にするために行いますよね。
ランニングマシンで酔ってしまっては運動が逆にストレスになってしまいます。
酔わないようにするためは
・スピードをウォーキングの速度まで落としてからランニングをやめること
・何かしら動画を観ながら走ること(テレビまたはスマホ)
・傾斜を付けて走ること(まずは3%傾斜から)
・規則正しい生活を送って、自律神経のバランスを整えること
が効果的です。
せっかくの運動で気分が悪くならないように、乗り方に工夫したり、ランニングフォームに気をつけたりして快適に運動出来るようにしましょう。

 

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