ルームランナー騒音&振動対策|マンションで使うとき気を付けること

ルームランナーを使うとどの位の騒音が出る?

ルームランナーがあれば、自宅でいつでも気軽にランニングやウォーキングができます。
天候や服装などを気にせず、思い立ったらすぐに走れるため、運動不足を解消するために便利なマシンです。
特に女性にとっては夜間でも安全にランニングができて非常に魅力的なのですが、ことマンションに住んでいる人にとっては騒音が気になって気軽に購入することができないのではないでしょうか。振動や騒音が階下の人の迷惑になっていないか気にしながら走っても集中できませんよね。

 

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実際、安価で質の悪いルームランナーだと騒音振動対策などまるで考えられていないようなものも売られています。
騒音と振動の原因になってしまうのは、走行板部分のクッション性が足りないこと、マシン本体の下に敷くマットに振動の吸収力がないこと、そしてモーターの音自体がうるさいことが挙げられます。
こういった部分をチェックしてから購入することが大切ですが、通販の場合チェックしようがありませんし、店頭で試してみても実際にマンションで使う時とは勝手が違う場合もあるので、見極めが難しいところです。
できるだけ本格的な技術で作りのしっかりしたものを選ぶことをお勧めします。価格でいえば最低でも30,000円以上、通販ならば口コミをしっかりチェックしてから選ぶようにしてください。

 

また、ルームランナーの振動や騒音はマシンの機能によって差が出ますが、走る速度によっても大きく変わってきます。
時速8km前後のウォーキングよりやや速めの速度だと、大体60デシベル位の音になり、これは1m以内にある掃除機やテレビの音などと同じ位の騒音になります。
走る速度が上がれば踏み込む足音やマシンの振動音などに大きくなり、さらに騒音が響きやすくなります。
掃除機をかけるのですら夜間や早朝は階下の迷惑になると考えて控えるのに、ルームランナーで小走りになる程度で同じくらいの音が出ると考えると、余計使うのを躊躇してしまいますよね。
さらに、ランニングの走行速度にすると、さらに振動&騒音が大きくなると考えると気が引けるものです。
そのため、ルームランナーを室内で使うためには、騒音&振動対策をしっかり行っておく必要があります。

 

アイテムを使ったルームランナーのおすすめ騒音&振動対策

ルームランナーの騒音&振動対策は、まずマシン選びからはじまります。
静音設計のモーターを搭載し、足を踏み込む音を吸収するために走る部分のマットが分厚いマシンを選ぶようにしましょう。
次に、フローリングの床に直接ルームランナーを置くと、マシン自体が静音設計であっても振動は階下に伝わり音が響きやすくなります。
そこで効果的なのが、ルームランナーメーカーから出ている防音専用のマットを2枚重ねて敷くこと。
例えば、ジョンソンのYHZM0007は高品質のマットで、マシンの下に敷くと効果が高いです。このマットは分厚いゴム製のマットで床へのフィット感もあり、しっかり騒音対策してくれる優れものです。
他にもイグニオのフィトネス専用マットも厚さ9.5mmとかなり分厚い上に重厚感のある作りになっているので、騒音&振動対策には最適だと言えます。
マットの価格は5000円前後から8000円程度までとメーカーによってばらつきはありますが、十分な分厚さと大きさがあって、素材が良いものを選びましょう。
ちなみにフローリングの部屋ではなく、和室の畳にマットを敷くと、畳みがマットの役割を兼ねるためそれだけでも騒音&振動対策になります。

 

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他にもホームセンターでも売っている厚めのジョイントマットを敷くのもおすすめです。
ジョイントマットやパズルマットの上に、床材の下地板であるコンパネ板を敷いて、その上に防音専用マットを敷くと、より防振・防音効果も高まります。ジョイントマットは柄や色なども色々ですが、一番下に敷いてしまえば柄や模様なども隠れてしまうので、厚みと値段だけを重視して購入して支障ありません。
畳の部屋にルームランナーを置く場合は、畳自体が振動や音を吸収する役目を果たしてくれるので、ジョイントマットを敷かないで、コンパネ板と専用マットを敷くだけでも高い効果が得られます。
またPVC製床保護マット、天然ゴム製硬質防振シート、厚めのラバーシート、静音ジェルパッドを敷くのも良いでしょう。
こうしたマットを使用することで、騒音振動対策だけでなく、床を保護することもできます。
ルームランナーの多くは、床との設置箇所が6箇所くらいになりますので、全ての箇所をカバーするように置けば効果が高まります。

 

ルームランナーを置く場所を工夫するだけでも騒音振動対策ができる

フローリングにルームランナーを置くときは、できるだけ部屋の柱に近い場所、隅の方に設置することをおすすめします。
理由は側に柱があると床がしっかりしているため、騒音も振動も多少和らぐからです。
部屋の真ん中にルームランナーを置くと階下にダイレクトに振動と騒音が響きやすくなるので気を付けましょう。ルームランナーを置く場所やマットなどを活用するなど、マシンに対する騒音&振動対策を講じたあとは、自分でもできるだけ振動と騒音を立てないように使うことも対策の一つになります。
例えば、できるだけ足音を立てないように、軽やかに走る習慣をつけることも大事です。むやみに走るだけではドタドタと大きな足音が出てしまうので、ルームランナーの振動と相まって、大きな騒音になってしまいます。膝のクッションを使って太ももやふくらはぎにやや力を入れ、振動を立てないように軽快に走れば足の筋肉も鍛えられるので、運動効果もアップします。足が疲れてしまったら、無理に走るのではなく適度に休憩を挟むことも大事です。

 

最後にルームランナーを使う時間帯にも気を遣いましょう。夜間は午後8時位までの使用に留め、早朝も使うなら午前7時以降位からだと一般的な生活時間帯なので、階下の方の迷惑にもなりにくいことが予想されます。そして、使用時間があまりに長いと階下の人も振動が気になるもの。一度の使用を30〜40分に抑え、しっかりマットなどで騒音振動対策しておけば、多少響いたとしてもあまり気にならないものです。

 

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