ルームランナーの連続使用時間と電気代は?ランニングマシン節電術

電気代がかかる電動式、かからない自走式

一家に一台あればいつでもすぐにウォーキングやランニングが出来て人気を集めているルームランナー。
一昔前は電気を使わない「自走式」もありましたが、現在一般的に家庭用で普及しているのは「電動式」です。
ルームランナーに内臓されたモーターが回転することでベルト部分が動く仕組みで、モーターのスペックによってマシンの連続使用可能時間も変わります。
電動式のメリットは、速度を選べること、速度が安定すること、実際に走っている感覚と近いこと等が挙げられます。

 

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逆にデメリットは、マシンサイズが大きいこと、重くて動かすのが大変なこと、値段が高いこと、そして電気代がかかることが挙げられます。
一方の自走式のルームランナーは安価、コンパクト、電気代がかからないというメリットはありつつも、蹴りだす力でベルト部分が動く仕組みになっているため速度の設定は不可能で、自分の力加減で速度を調整しないといけません。速度が安定しないのと、走る感覚がいつもと違って違和感を感じてしまうデメリットがあります。
自走式でも画面に表示された時速を見ながら速さを調整することはできますが、走り自体の快適さでいえば電動式に軍配が上がります。

 

ルームランナーの連続使用時間

電動タイプのルームランナーの連続使用時間は、一般的に30分、45分、60分、99分のものが多いです。
この連続使用時間はマシンのモーターのスペックによって変わってきます。
フィットネスジムに設置されているルームランナーはハイスペックで連続使用時間が99分のものが多いです。
連続使用時間が長さに比例して、モーターも大きくなる傾向があるため、必然的にルームランナー本体も大きくなります。
自宅に設置することを考えると、連続使用時間が多少短くても、ある程度のサイズに収まっていることも重要です。
自走式タイプのルームランナーにはモーターがないため連続使用時間に制限はありませんが、ベルトと本体部分が摩擦によって熱くなるため、あまり長時間使用するのはおすすめできません。

 

ルームランナーの電気代

ルームランナーの電気代は、速度設定によって若干変わってきます。
例えば時速5kmで1時間運動したとき消費電力は180Wで電気代は3.8円、6kmなら消費電力は260Wで電気代は約5.5円です。これは早いペースのウォーキングから軽いランニングくらいのペースになります。
初心者ランナーのペースの時速7kmにすると消費電力が270W1時間当たり6.8円、中級者や上級者が快適にランニングできる時速10kmのペースでも約10円です。
つまりルームランナーの電気代目安は1時間あたり5〜10円、一カ月毎日使ったとしても月150円〜300円程度といえます。
3〜4人向けの家族サイズの冷蔵庫の1ヶ月の電気代は約540円ですので、月単位で考えるとルームランナーの電気代がものすごく高いというわけではありません。
電気代が高いと言われるエアコンの電気代も1時間10円程度で、ルームランナーと同程度といえそうですが、両者は稼働時間が全然違います。

 

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エアコンは長時間稼働させますが、ルームランナーを何時間も稼働させることはありません。
速度を上げれば電気代も高くなりますが、速度が上がれば走れる時間も短くなります。やはり一カ月あたり300円を見ておけば十分で、そこまで電気代を気にする必要はないでしょう。

 

ルームランナーの電気代を節約する方法

傾斜をつける

このようにルームランナーを毎日使ったとしても、電気代が極端に高くなることはありませんが、出来ることなら電気代を抑えたいですよね。
そんな人におすすめなのが、ルームランナーに傾斜をつけてランニングするという方法です。
例えば傾斜を1.5度つけて運動するだけで、およそ15%の節電効果があります。
傾斜をつけることで速度が低くても運動に十分な負荷がかかるため、モーターへの負荷が軽くなって電気代が安くなります。

モーターを休ませる

また、ルームランナーに傾斜機能がなくてもできる節電対策もあります。
それはルームランナーのモーターを十分休ませることです。
一度ルームランナーで運動したあとは、運動した時間の倍以上時間をあけて再使用するだけでも、電気代を節約できます。
例えば30分ルームランナーでランニングしたら、次に使用するのは60分以上開けてからするようにしてください。
モーターに休ませる時間を与えるだけで、モーターの負担が軽減され電気代節約になります。
モーターの負荷が軽減されるということは、モーターの寿命も長持ちするため、ルームランナーの故障を防ぐ効果もあって一石二鳥といえます。

 

1000Wのマシンを選ぶ

最後にマシンのW(ワット数)にも注目してみてください。
家庭用ルームランナーは1000Wもしくは1500Wのものが多いですが、1000Wの方が消費電力が低く電気料金も安くなります。
1500Wのルームランナーの方がハイスペックですが、最近のマシンは1000Wでも充分な機能が付いています。
強いこだわりがなければ、1000Wのマシンがお得なのでおすすめです。

 

まとめ

使用するルームランナーの電気代は、機種、速度、傾斜などさまざまな要因によって変わってきます。
ただ、毎日1時間ランニングしたとしても1日5円〜10円、一カ月で150円〜300円程度で、高額な電気代を請求されることはありません。
年額にしても1800円〜3600円です。
ただ塵も積もれば山になるので、節電することでさらに電気料金を安くすることはできます。
・傾斜をつける(1.5度つけるだけでも15%の節電)
・モーターを休ませる(30分ランニングしたら次回は60分後)
・1000Wのマシンを選ぶ(1500Wのスペックにこだわりがなければ)
このように使えば節電対策になるでしょう。
とはいえルームランナーはそこまで電気代を気にする必要はないので、走りたいときに走りたいだけ走ってOK。
健康でしなやかな身体を気軽に作っちゃいましょう。

 

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